尾燈去ル

生きるための記録。

「狩猟免許試験」 合格までの期間・勉強時間について

半年ほど前、発心して狩猟免許(わな猟、第一種銃猟)を取ってみた。直接のきっかけは昨今の狩猟ブーム・ジビエブームを耳にしたから。まぁ、登山や旅好きの人間として当然の指向かなと思う。

 

免許取得までの期間および勉強時間を中心についてまとめてみる。

概要

・手数料:  一免許につき、収入印紙¥5,200

・試験内容: 知識試験、適性試験(視力、聴力)、技能試験(鳥獣判別、猟具の取扱い、目測)

・知識試験: 90分、30問、正答率70%以上で合格

・技能試験: 70%以上の得点で合格(30点以上の減点で失格)

※いずれも、平成28年度現在。

期間

狩猟免許取得を考え、まずは猟友会が実施している猟銃免許講習会に申し込んだ。これは年10回程度行われている。と、同時に狩猟免許試験にも申し込んだ。こちらは年3回と少ない。講習会から試験の期間は一か月半くらいだった。これで十分というか、あんまり期間が長いと何よりも摸擬銃の取扱い方を忘れてしまうと思う。

猟銃免許講習会は60人ほどの参加。若い人も割といたが、平均年齢は40,50か。無料配布されるテキスト(狩猟読本)を基にしてほぼ丸一日の講習。県の環境課の職員が説明してくれた。適当にラインマーカーひきながら話を聞いていたが、割と退屈。最後の2時間くらいで摸擬銃及びわなを使った実技の訓練。こちらは猟友会の方が指導してくれた。初めは少し緊張するが、何のことはない。誰でもできる。このとき出来るだけ銃に触れておいた方が良い。

会場の入口で、一部¥1,500で試験問題集(狩猟免許試験例題集)を売っている。ほぼ皆購入していた。

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勉強時間

猟銃免許試験の3週間ほど前から、一日30分の勉強をした。狩猟読本を読み一通り読んだ後、狩猟免許試験例題集を一通り解く感じ。あと別途、鳥獣判別の練習。

射程距離や狩猟鳥獣の生態について、かなり覚えること多かった…のだが、ここは試験にほとんど出なかった(後述)。鳥獣判別は2,3日あれば特徴部位と名前を合致させて覚え切れる。でも、すぐ忘れる。

満点取るつもりで、出題分野の偏り等考えず完璧に勉強した。総勉強時間 14時間22分

試験

午前、適性試験および知識試験(わな、猟銃共通)。午後、技能試験(わな、猟銃別々)。

午前の知識試験は、簡易な問題しかでなかった。必死に覚えた射程距離や狩猟鳥獣の生態のところは勉強しなくても十分合格できた感じ。知識試験に落ちると午後の試験は受けられないのだが、落ちた方は受験者59人のうち1人だけだった。

午後は技能試験。鳥獣判別は、わなと猟銃別々にあることを知らずに少しテンパった。鳥獣判別の絵は背景がなく、問題集と微妙に絵が異なっていた。猟具の取扱いは難なくクリア。試験官もリラックスさせてくれるようなことを言ってくれて、大変優しかった。

結果

受験から17日後に県のホームページで合格が発表された。

わな猟・第1種銃猟ともに無事合格した。翌日、郵送で免許が届いた。

参考になった資料

本等

大日本猟友会発行『狩猟読本』 ←狩猟免許講習会で配布される

・野生生物保護行政研究会『図解 狩猟免許試験例題集』 ←狩猟免許講習会で購入できる

・猟銃及びわな猟免許試験の進行方法 ←狩猟免許講習会で掲示されていたもの

ホームページ

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動画

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